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2011/12/21 (水)
  • 12月21日のキノコレ

12月21日のキノコレ[【終了】grace]
 12月21 日の 『キノコレ』     

「キノコレ」は、毎月・第1&第3水曜の13:45〜『grace』の中でお送りしています。


今週は、紀伊國屋書店富山店  橋本 裕司さん  オススメの本です。


今回は、日本の山積みになっている問題に触れた文学書をご紹介したいと思います。

日本には過疎化、高齢化、食糧自給率の低下などの問題があります。
それらの諸問題を解決するアイディアが本書にはあります。


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 限界集落株式会社』 黒野伸一 小学館社
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就農者の高齢化・減少化に伴う、減衰していく日本の農業に明るい未来はあるのか?
そんな現代日本の懸念を吹き飛ばしてくれるような希望や可能性が持て、勇気づけてくれる作品です。

村の消滅を待つしかない村民。都会から逃げ出してきた若者。
廃村まじかの小さな集落に集った現状に流されるままの人々。
でも村の存続を、好きな農業を諦めない。
そんな集団だからこそ、村を復興させることができるのだと思います。

もう後がない状態からの逆転劇。

読んでいると徐々に力が入り、でも最後にはスッキリ面白かったです。


★ 『このミステリーがすごい』発表 ★

国内1位は『ジェノサイド』高野和明 角川書店

トップはやはり『ジェノサイド』でした。

難病の特効薬を開発しようと奮闘する日本の医学生、
「人類全体に奉仕する仕事」という情報のみを聞かされ
極秘の暗殺任務を遂行すべくコンゴのジャングルに潜入する傭兵、
大統領を筆頭としたアメリカのホワイトハウスの要人たち、
これらのエピソードが同時進行で展開される。

日本・アメリカ・コンゴ(アフリカ)という一見まったく関係ない場所を
舞台に繰り広げられるストーリーだが、
読み進めるうちに次第にシンクロしていくスピード感は圧巻です。


★ キノベス、選んでます ★

毎年好評を頂いております紀伊國屋書店チェーンの選ぶ「キノベス」

今年は開催時期をちょっとずらしての開催。
発表・展開は年が変わって1月20日からとなります。現在選考がほぼ終わっています。

他にはないチョイスが選んでいても実に面白い。

また投票数だけで決まるわけでもなく、また読んだ人が話し合って決めるでもない、
「投票とコメントを見て選考委員が判断して決める」
という方法ならではの味が出ると思います。お楽しみに。


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紀伊国屋書店富山店からのお知らせ
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◆紀伊国屋書店富山店 
  
 場所は、富山市総曲輪、総曲輪フェリオ7F   
 電話番号  076-491-7031   営業時間 10:00〜20:00  

※店休日 12月は休まず営業しております。
                  ただし、12/31は17時閉店

                 1月は1/1休み。2日から通常営業。


◎12月21日の放送は、ポッドキャストでもお聞きいただけます!


【終了】grace


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