『読みたいことを、書けばいい。』
2020年5月12日
私の仕事は「喋る」仕事ですが、
ブログをはじめ放送で喋る原稿など、書く作業も多いため
書店に行くと、趣味の小説のほか、喋りや書くことに関する本もチェックし、
気になる本を見つけると買っています。
今日は、ちょっと前に買った本が素晴らしかったので、ご紹介します。
『読みたいことを、書けばいい。
人生が変わるシンプルな文章術
/田中泰延(ひろのぶ)【ダイヤモンド社】
本屋さんでこの本を見かけてパラパラっとページをめくってみたら
「ことばを疑うことから始める」
という文章が、まず目に飛び込んできて
あ、これ、私が日頃大切にしていることだ!と思い、
他のページもパラパラと見てみたら共感だらけ。
これは読んでみたいと購入したのでした。
私は自分が書いたものだけでなく
人が書いた原稿を声に出して読むことも多いのですが、
自分の中でしっくりこない言葉に出くわすと必ず調べています。
まあ、そのせいで「田島はこまかい」と言われることもあるのですが。。。
この本は、本を読んでいるというより
著者の田中さんの話を聞いている感覚で楽しく読めました。
最近、SNSをしている方も多いですが、
毎日投稿をしている方は、ぜひこの本を読んでみてください。
きっと読んだ後は書き方が変わると思いますよー。
でも、この本は、文章のテクニック本ではありません。
タイトル通り「自分が読みたいことを、書けばいい」ということが、
具体的に綴られています。
文章を書く上で大切なことの他、ダメな文章例も載っています。
これがいい塩梅で毒づいていて笑ってしまいました。
また、全体を通して「そう、そう、そうなのよー」と共感の連続でもありました。
例えば、「わたしが愛した部分を、全力で伝える」という一文。
これは、どんなに興味が無い対象でも良いところはある!
それを全力で伝えよう、というものです。
まさに、良いところを見つけて伝えるのが私の仕事なので、
「わかるわー」と本に向かって口に出してしまいました。
他にも共感ポイント満載でした。
最近、こんな状況で3月以降、仕事はキャンセル続きで
ため息をついてしまうこともあったけれど、、、
今、このタイミングでこの本に出合えて良かったです。
この本を読んで、あらためて頑張ろうと思えました。
それこそ初心を思い出しました。
そういう意味では就職活動中の学生さんたちにもオススメです。
就活のマニュアル本も色々とありますが、
私はこの本を読んだほうがきっと役に立つと思うな。
田中さん流の「履歴書の書き方」も載っていますし。
私が就活中に読みたかったわー。