『やっぱり食べに行こう。』『配色アイデア手帖』
2018年6月6日
今日のキノコレ(13時45分頃〜オンエアー)は、
紀伊國屋書店富山店の奥野さんから2冊の本をご紹介いただきます。
●奥野さんの紹介文は コチラ
私も読みましたので、軽くご紹介。
『やっぱり食べに行こう。/原田マハ(毎日新聞出版)』
『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』『たゆたえども沈まず』
といったアート小説でおなじみの原田マハさんが
取材先で食べた「思い出の一品」をつづるエッセー集です。
原田さんのアート小説は私も好きで、
原田さんの作品を読んだことがきっかけでアートにも興味を持ち、
美術館に行くことが楽しくなるほど、影響を受けました。
このエッセイ集は食べ物がテーマですが、
原田さんがどのように小説を書いているのかもわかります。
例えば、小説を書かれる際には徹底的に取材をしないと気が済まないそうで、
実際あちこち行っていらっしゃいます。
その出かけた先で出合った食べ物を紹介しているのがこの本です!
どの小説の取材でそこに訪れたのかについても書かれていますので、
原田さんのアート小説をお読みの方なら、より楽しめると思います。
私も原田さんの作品は結構いろいろ読んでいますので、
食よりも小説の裏話のほうが読みながらワクワクしてしまいました。(笑)
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『配色アイデア手帖〜めくって見つける新しいデザインの本[完全保存版]〜』
こちらは、配色の教科書です。
複数の色を組み合わせた時、なんかしっくりこない、ということはありませんか?
そんな時に役立つのがこの本です。
なんと3175の配色見本が載っています。
色を扱う仕事をされている方はもちろん、
一般の方もお仕事や普段の洋服選びなどでも役立ちそう!
また、自分の好きなタイプの色はどれだろう?
と本を眺めるのも楽しいと思います。
私は、「夏の行事」で紹介されたビビッドな色が好きだなあと思いました。
実際、私の持ち物や服はここで紹介されている色が多めですし。
夏うまれだからかなー。
その一方で、「満月の夜」のような濃いブルー系の色も好きです。
と、こんな感じでページをめくるのも楽しいですよー。
また、この本には、配色見本だけでなく
色にまつわる文章も多く、読み物としても楽しめます。
なんと!好きなピンクを見て呼吸するだけで美しくなれる
「ピンクの呼吸法」というものもあるのだとか。
詳しい呼吸法は、この本に書かれていますので、
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。