松山ケンイチ君演じる話題の映画の原作を読みました。
2008年2月27日
現在、順次公開中の映画『人のセックスを笑うな』の、
山崎ナオコーラさんの原作を読みました。
20歳年上の女性に恋をした19歳の青年の恋模様を描いています。
映画では、松山ケンイチさんと永作博美さんが演じています。
松山さんが、永作さんに本気で恋をしたことも(!?)、話題になりましたよね。
原作は、19歳の青年・みるめの視点で、淡々と進んでいきます。
あまり口数は多くなく、のんびりとした性格の彼が、
20歳年上の女性ユリにどんどんはまっていくのが、気持ちいい。
『人のセックスを笑うな』という、
あまり口に出したくないようなタイトルは、
本を読む前と読んだ後では、印象ががらりと変わります。
ストーリーを知らないと、いやらしい、と思われるかもしれない。
でも、ストーリーを読んだ後は、透明感をともなってみえるから不思議。
それは、いい意味でのストーリーのゆるさが原因かも。
みるめの気持ちはガツガツしているのだけど、嫌らしく感じないのです。
これは、女性が作者だからなのかな。
みるめが、ユリの良いところを頭の中で思い出すところは、
可笑しく、そして、嬉しくなって、
本を読みながら、思わず笑ってしまいました。
もし私がユリなら、それを聞いたら、
やめてよーと言いつつ、内心は、相当嬉しいと思う。
そして、嬉しくて愛しくて泣いてしまう気がする。
さて、原作を読んだ今、気になるのは、映画の方!
私は映画のキャストを知っていたので、
本を読んでいる時、彼らの顔を思い浮かべながら読んでいました。
映画を見たら、
年下男性は、永作さん演じるユリに恋をし、
年上女性は、松山ケンイチくん演じるみるめに恋をするのかもなぁ。
あまりにもずるいキャスティングです。
どちらもとてもいい。
映画では、どんな二人を見られるのかな〜。楽しみ!楽しみ!
ちなみに、富山での公開も決まったそうです。
詳しいことが決まったらまたお知らせしますね。