魚は痛みを感じるか?
2012年9月26日
紀伊國屋書店富山店は、9月21日に開店5周年を迎えました。
おめでとうございます!
5周年を記念し、9月13日から30日まで5周年フェアが行われています。
先日、私も紀伊國屋書店富山店に行ってきましたが、
スタッフの皆さんによる手作りポップがあたたかみがあって、いい雰囲気でした。
せっかくですので、今日のユキコレ(13:45頃〜オンエアー)は、
5周年フェアの自然科学コーナーで紹介されていた本をご紹介します。
こちらのコーナーでは、
紀伊國屋書店発行の書籍から、
自然科学分野で特にオススメのものが10点紹介されていました。
さらに、本だけではなく、
紀伊國屋書店各店の有志の皆さんによる推薦文が載ったフリーペーパーもありました。
これが、とてもわかりやすくて本選びの参考になります!
是非、手に取ってみてね。
さて、その中から私が選んだのがこちら。
『魚は痛みを感じるか? Do Fish Feel Pain?
/ヴィクトリア・ブレイスウェイト、高橋 洋【訳】(紀伊國屋書店)』
この夏、grace初の釣り大会を開催しました。
それがきっかけでその後も時々釣りに行っています。
釣りをするようになってから、
以前よりも「魚」に対する興味がわき、
「釣り」や「魚」というキーワードに反応するようになりました。
そんな時に見つけたのがこの本です。
『魚は痛みを感じるか?』
タイトルを見た時、私はドキッとしました。
深く考えたことも無かった…と。
ブログをお読みのあなたは、魚は痛みを感じるかどうか考えたことはありますか?
例えば、怪我をした動物を見た時。
声を出したり、表情が変わったりする様子を見ると、
かわいそうだなや痛そうだなと思いませんか?
でも、魚はというと、動物たちに比べると、痛そうだな?とはあまり思わないかもしれません。
なぜなら魚には表情が無いですから。
英語の「deadfish(死んだ魚)」には、
「何も感情を表さない人」という意味があるそうです。
もし魚が顔をしかめたら、痛がっているのかな?と思うかもしれませんね。
というか!
魚の痛みについて調べるなんて、
著者のヴィクトリア・ブレイスウェイトさん(女性)は、
釣り愛好家や漁業関係者を迫害しようとしているのか?
と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、
そうではありません。
あくまでも科学的根拠に基づいたニュートラルな視点から論じています。
また、魚は大好きで、実際食べてもいるそうです。
どちらかといえば、魚を愛しているのが、文章から伝わってきます。
そんな彼女が、数々の調査や実験を行い、
魚が痛みを感じるかどうかの結論を下しています。
で、魚は痛みを感じるのか?
ですって?
その答えは…
この本に書かれています。(笑)
感想を書きすぎると、ネタバレになってしまいますので、
あえて書くのはやめておきます。
魚と馴染みの深い富山の皆さんにこそ、
読んでいただきたい1冊です。
さて、この本を読んであなたはどんなことを感じるかな?
今月いっぱいは、紀伊國屋書店富山店では、
フェアを開催中ですので、合わせて他の本もチェックしてみてね!