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73・74 『白銀ジャック』と再生の物語を。

2010年12月27日

今日ご紹介するのは、今、勢いに乗っている出版社
実業之日本社文庫(じつぎょうのにほんしゃぶんこ)」の本、2冊です。

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まず1冊目は、すでに100万部を突破した、東野圭吾さんの『白銀ジャック』。

「いきなり文庫化」で、680円のお手頃価格とういうことと、
べストセラー作家、東野さんの作品ということで、大人気のようです。

さらに、富山では、あるポップも役立っているようです。
この本を私に教えて下さった、富山出身の『白銀ジャック』編集担当の上田美智子さんは、
スーパーなどで見かける「この野菜は私が作りました!」のポップのように、
「私が担当しました」と、顔写真入りの富山限定ポップを作り、県内の書店に置いたのだとか。
是非、書店に行った際には、上田さんの写真もチェックしてみてくださいね!

さて、その上田さんもイチオシ、『白銀ジャック』の舞台は年の瀬のスキー場。

そのスキー場に脅迫状が届きます。
「ゲレンデの下に爆弾が埋まっている」と。

お客さんの安全を第一に考え、スキー場を閉鎖するように懇願する現場に対し、
風評被害を恐れ、利益のため、警察には通報せず、通常通り営業をしろ、と命令する社長。

結局、スキー場は閉鎖せず、犯人の言うとおりに行動することに…。

いったい誰が犯人なのか?その目的は?

私は、何度も、こいつが犯人か?と、様々な人を疑い、
犯人を一人に絞り切れずにいたのですが、
本を読んだ後、出版社のHPにあった東野さんのコメントを見て、思わず、苦笑い。

「いろいろと推理するだろう 残念ながら すべてはずれている」と。

まんまと心を読まれたようで、本を読み終えた後も、悔しくなりました。(笑)

『白銀ジャック』は、
ゲレンデをスキーやスノーボードで滑っていく、そのスピード感と、
犯人とのドキドキのやりとりによる、ダブルの疾走感を楽しめます。
また、ゲレンデを滑りおりるように、あっという間に読めます!
(私の場合はスキーが苦手ですので、あっという間には降りられませんが…)
今日も富山は雪ですが、雪の降る夜にでも、一気に読んでみては?

★上田さんから、コメントが届いています♪

「年末年始は、白銀ジャックを読んでゲレンデに出かけましょう! 
 大好きな故郷のみなさんに読んでいただきたいのはもちろん、
 白銀ジャックをきっかけに、ウィンタースポーツを楽しんでいただけたら嬉しいです」

とのことですよ。

・・・

さて、長くなりましたが、もう1冊。
こちらも実業之日本社文庫から出ています。

『Re-born はじまりの一歩』。

伊坂幸太郎さん、中島京子さんなど、人気作家7人の競作アンソロジーです。
本のタイトル通り、「再生」の物語。

人生がうまくいかなかったとき、
新たな出会いが、生まれ変わるきっかけを与えてくれることがあります。

受験に失敗した時、
家族とうまくいかない時、
クラスに馴染めなかった時。

まわりの文句をどんなに言っても、状況は変わらないけれど、
自分自身を変えることで、状況を変えることはできます。

この本に出てくる人たちは、
どのポイントで心のスイッチを押され、変わることができたのでしょう?

あなた自身が生まれ変わるきっかけが、もしかしたら、この本かもしれませんよ!
来年こそは、生まれ変わりたい!と思っている方、
今、この本に出会っておいて損は無いと思います。

今日は、とっても長いブログになってしまい、申し訳ないです。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました!

yukikotajima 11:04 am