ツイッター関連の本を3冊。30〜32
2010年5月24日
私がツイッターをやろうかどうか悩んでいたところ、
後輩の上野アナが、この本を貸してくれました。
『ビジネス・ツイッター 世界の企業を変えた140文字の会話メディア』
私には、ちょっと難しい部分もあったのですが(笑)、
様々なツイッターの成功事例は、かなり具体的に書かれていたので、わかりやすかったです。
それで、私は、どうすることにしたのかというと…
とりあえず、この本にもあったように、登録だけして、様子を見てみることにしました(笑)。
しばらくは、眺めるだけにしてみます〜。
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さて、そのツイッターで、今、話題になっている本があるのをご存知でしょうか。
今日は、その中から2冊の本をご紹介しましょう。
◆『スコーレNo.4(ナンバーフォー) / 宮下奈都(みやした・なつ)』
古道具屋の長女、津川麻子(つがわ・あさこ)の
中学時代から、就職して結婚を意識するまでの成長過程が書かれた1冊です。
10代の頃の麻子は、自由奔放な妹と比較しては、
「私はどうせ平凡だから」、「妹はかわいいから」と、ウジウジウジウジ。
私は読みながら、イライライライラ。
どうしよう、この本、最後まで読めないかも…
と思いながらも読み進めていたら、気付かないうちに本の魅力にはまっていました。
特に、働きだしてからが面白く、後半は一気に読んでしまいました。
途中で読むのをやめなくて本当によかった!
いい小説でした。
はっきり言って、派手な小説ではありません。
でも、読み終わった時、心の中は爽やかでした。
きっとこれは私かもしれない、と麻子と自分を重ねながら読む女性も多いと思います。
今がうまくいっていなくても、遠回りをしても、大丈夫。きっと、いつか、うまくいく!
そんな気持ちになれる1冊です。
それから、この本のいいところをもう1つ。
文章がとても丁寧でキレイなのです。
まるで歌詞のようなフレーズがたくさんあって、
文章そのものが音楽を奏でるかのごとく紡がれています。
例えば、こんな感じです。
川の表現は、「風におだてられて機嫌良くハミングする」、
今の気持ちは、「かさぶたがぽろっとはがれ、その下からのぞく薄桃色のつるつるの皮膚みたい」。
どうです?美しくないですか?
とても気持ちのいい1冊でした。
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もう1冊は、超派手な本です。(笑)
◆『みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎シリーズ 追尾 / 相場英雄(あいば・ひでお)』
岩手での合宿に向かう東京の大手進学塾のバスがハイジャックされます。
車内には、停職中の田名部(たなぶ)警視が娘とともに同乗。
一方、新聞記者の宮沢賢一郎は、犯人グループのある計画に気付き…。
ちなみに、この二人は、すでに顔なじみです。
実は、このシリーズは、5作目です。
私は、過去の作品を読んでいませんでしたが、
今作だけでも、それぞれの人柄やつながりなどは十分わかり、
頭に「?」が浮かぶことなく楽しめました。
そして、この小説は、なんといってもスピード感がすごい!
バスが高速道路を走っているだけでもスピードを感じますが、
一刻も早く事件を解決しなければいけない焦りが上乗せされ、
もう、ず〜っとドッキドキです!
さらに、単純な事件ではないところも面白い。
様々なことが複雑に絡み合っていき、それが1つにつながる快感も味わえます。
また、人物描写も素晴らしく、心や表情がよく見えるのです。
本を読んでいるというより、映画を見ているのでは?
と錯覚するくらい、映像の見える1冊でした。
一気に読めます!
あ、それと、みちのく麺食い記者というのは、そのまま、麺が大好きだからです。
麺をはじめ、東北の美味しそうな食べ物がたくさん出てくるのも面白いですよー。
あ〜、あと1つ。主人公の宮沢記者は、長身&イケメンなのも、いいですね〜。(笑)
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先ほどの『スコーレNo.4』は、女性向けですが、
『追尾』は、どちらかというと男性向けかな。
と言いつつ、どちらも本当に面白い本なので、気になる方は、是非、読んでみてね♪