社会人のDo You Know?
2014年10月1日
タナベです。
毎月第一水曜日の17時台は「社会人のDo You Know?」をお届けしております。
今回は年末に向けて良く聞かれるキーワード「103万円と130万円の壁」について、
三可社会保険労務士事務所の三可剛史さんに今日もお話をお伺いしました〜!
さてこの「103万円」と「130万円」の「壁」とは何なんでしょう?
ざっくり言うと・・・・
まず「103万円の壁」ですが、コレは年収が103万円以下で結婚されていて世帯主の配偶者控除を受けてらっしゃる方は、働いている本人に税金がかからずご主人の税金も安くなるというもの。
そして「130万円の壁」というのは、配偶者の扶養になっている方で年収が130万未満の方は国民健康保険や国民年金保険料を収めなくてもいいというメリットがあるんですね〜。
三可さん曰く「103万円の壁はそんなにシビアに考えなくてもいいそうで、130万の壁はちょっと気にした方がいいかもしれません」とのことでした。
年収が130万円を超えると自らで国民健康保険や国民年金保険料を収めなくてはならなくなります。そうすると年収129万円の人よりも手元に残るお金が少なくなってしまうという事になるんです・・・。(もちろん国民年金保険料などを自ら支払うことで将来的なメリットはありますが・・・・)
パートのおばちゃんたちが年末にかけて急に休みが多くなったりするのはその為だったりするんですね〜。
でも会社の立場としては年末の忙しいタイミングに貴重な戦力に休まれるのはあまり愉快なものでもないというのが現状のようです。
個人的な問題である「壁」も大事ですが、会社に寄与するという事もお忘れなく。
(余談かもしれませんが最近では「103万円」とか「130万円」とか気にせずガンガン働いてくれる人を企業側は積極的に採用するようです。ご参考までに・・・)
写真は新しいスマホでパズドラにドハマりしている三可さんとそれを見ているタナベの図。