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7月10日&17日放送は、スウィングジャズ&リリカルな世界、黒船レディこと水林史さんがゲストです♪

2015年7月17日

2週に渡っては富山の音楽シーンを応援するOTANIふれ逢いステーション
よるふれステ・マガジンです。今回は、レトロモダンでスウィンギーな魅力
と、ナチュラルでリリカルな表現をあわせ持つシンガー、現在、ふるさとの
上市町を拠点に、ソロとして音楽活動をしている「黒船レディ」こと水林史
(みずばやし ふみ)さんにお話を伺いました。
どこかブロッサム・ディアリーを彷彿とさせるチャーミングな歌声の持ち主。
2003年に主宰結成した「黒船レディと銀星楽団」は、デビューアルバ
ム「古本屋のワルツ」(2006年)が神田神保町の古本屋さん達から強力サポ
ートを受けたことでも大きく注目。2009年のユニット活動休止後、楽曲が
韓国の車のCMに使用されるなど、国内外問わず音楽ファンの心をとらえて
来ました。スウィングジャズに日本語の歌詞をのせて歌うスタイルは、今で
は多くのアーティストが試みているものの、十数年前は、ジャズは英語で歌
うのが主流。その中で、ノスタルジックで新しい自分達の音楽を表現してい
ったのは、ある意味、時代の先取り感がありますよね。
新しきものを伝えた象徴でもあった「黒船」と大好きな竹久夢二の名画から
アーティスト名「黒船レディ」になったのだそう。東京での大学時代、中国に
留学の経験もあった水林さんは、特に吉田日出子さんの「上海バンスキング」
に出会い、大陸文化が育んだ当時の音楽が、自身の音楽のベースに。また
宮沢賢治など、童話や絵本が大好きという水林さん。ファンタジックで物語を
紡ぐような歌詞が、古本屋さん、本のエキスパート達の心を捕らえたのも、納
得ですよね。
2012年から、自然の中での子育てをと、ふるさとに居を移した水林さん
ですが、「黒船レディ」のソロ活動とは別に、本名で参加をしているユニッ
トgirafe(じらふ)では、ボサノバを基調にナチュラルでリリカルな表現を聴
かせてくれています。メンバーの在籍地は、東京、富山と離れていますが、去
年リリースの2ndアルバム「春のスケッチ」は、高岡の音楽スタジオでレコー
ディングされたそうですよ。
先月末、開催した、富山の古本屋さんでのライブや、上市での子供達に向けた
音楽イベントについても伺いましたが、2回目の放送では、季節に合わせて
「星に願いを」をオリジナルの日本語歌詞で歌っていただき、その美しさに大感
激♪8月9日には万葉歴史館で、10月には三味線奏者の浜谷拓也さんとの蔵
ライブが予定されているということ。またgirafeのライブも秋にあるかもとの
ことでした。今後の予定は、ブログ「黒船レディと秘密のお部屋」でご確認下
さいね。
10日にお届けしたのは「黒船レディと銀星楽団」で「古本屋のワルツ」☆
17日にお送りしたのは、girafeで「朝のきりん」でしたー☆☆☆
母でありながら、どこか少女のような透明感あるたたずまいの水林さん。それ
ぞれの世代に向けた夢あふれるライブを、今後も是非是非楽しみにしています♪
(Takagishi記)
FMとやま 5:16 PM