1月20日&27日放送は富山市在住の若手ヴァイオリニスト・渋谷優花さん♪
2012年1月20日
2週に渡っては富山の音楽シーンを応援するOTANIふれ逢いステーション
によるふれステ・マガジン。今回は富山市在住の若手ヴァイオリン奏者、
渋谷優花(しぶやゆか)さんがゲストです。現在桐朋オーケストラ・
アカデミーで勉強しながらソロとしても演奏活動をしている渋谷さん。
来月開催の郷土の音楽家たちシリーズコンサートでは新川文化ホールの
ステージでブラームスのヴァイオリンコンチェルトを演奏されるという
ことで、その仕上げのためレッスンに東京と富山を往復の日々です。
さて、3歳からピアノを6歳からヴァイオリンを始めた渋谷さんですが
実はお父様はガラス造形作家の渋谷良治さん。小さな頃から展覧会に
行ったりアートに触れる機会は多かったのだそう。同じ芸術の分野で
優花さんが選んだのは音楽、6歳当時ヴァイオリンを習いたいと言った
のは優花さん本人だそうですよ(小さな子が最初に弾くのは4分の1
サイズなんですね)。高校から東京の音楽学校に進み、音大とずっと
寮生活をしながらの勉強、朝の7時から楽器の音が聞こえてくる環境は
とても刺激になったとのことでした(のだめも好きで皆で読んでいたそうで
すよ♪)。郷里に戻ってからは桐朋の大学院大学に進み、2010年
の協奏曲の夕べでチャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトを演奏。
チャイコフスキーとブラームスの比較は次週たっぷりうかがいますよ。
自分の専攻する楽器とは別に他の楽器も勉強しなければいけないのが
クラシックの世界。ピアノは必修で受験科目でもあるとか。渋谷さん
は大学で声楽も勉強されたそうで声の出し方、ボリュームの付け方が
ヴァイオリンの演奏にも生かされるようになったとおっしゃっていまし
たが楽器ごとに全然別のジャンルと思いがちな私達にとって目から鱗の
お話でした。そして渋谷さんが卒論のテーマにするほど大好きという
作曲家がバッハ。今日は渋谷さんの大学院大学時代のリサイタル音源
からバッハの無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番の演奏を聴か
せてもらいましたが4本の弦がソプラノ・アルト・テノール・バスの
歌声に似て呼応する音楽の魅力をじっくりと堪能、ホントに美しい☆
さて次週はクラシックを身近に楽しんでもらいたいと思いで同じく富山
在住のピアニスト中沖いくこさんと去年行った演奏会でのお話や、2
月の新川文化ホールでのブラームス、3月の富山市民プラザでの「ク
ラシックの雫」コンサートなど今後の予定も伺って参ります!どうぞ
お楽しみに!!!なお郷土の音楽家シリーズコンサートは2月18日
が高岡文化ホール、こちらはドイツ在住のピアニスト戸島園恵さんが
ブラームスのピアノコンチェルトを演奏。渋谷さんと戸島さんはよく
知っている間柄とか(そのあたりは次週♪)。オーケストラはいずれも
日本センチュリー交響楽団。指揮は三ツ橋敬子さん。また渋谷さんが
演奏する2月19日(日)新川文化ホールのコンサートでは邦楽のプロ
グラムも構成されています。和洋楽器談義もあり?!次週お届けする
曲はもちろんブラームスのヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77から
第2楽章☆3大ヴァイオリン協奏曲の一つ、ブラームスの名曲に寄せる
渋谷さんの思い、演奏家としての今後の抱負etc.、来週も是非お聴き
下さいねー!!!
(Takagishi記)