10月21日&28日放送は富山から育っていく若きプロのオーケストラ奏者達♪
2011年10月21日
2週に渡っては富山の音楽シーンを応援するOTANIふれ逢いステーションに
よるふれステ・マガジン。今回は富山市にキャンパスがある桐朋オーケス
トラ・アカデミーをご紹介。お話は桐朋学園大学音楽学部教授で桐朋オー
ケストラ・アカデミー教務部長の鈴木良昭さんに伺いました。
(写真は鈴木先生と事務局の永長さんです。お世話になりました!)
1995年、桐朋学園大学の音楽部門に新たに富山キャンパスが創設され、
プロのオーケストラ奏者を育てる専門の教育機関という桐朋オーケスト
ラ・アカデミーの形は当時とても斬新、名指揮者カラヤンが作ったカラ
ヤン・アカデミーがモデルだったとも言うことですね。大学院大学もあり
現在は国内だけではなくアジアやヨーロッパからの留学生を含め寮生活
を基本にみっちり音楽、演奏を学ぶ日々の学生さん達。年齢も22歳以上
30代まで幅広く、中にはかなりの演奏経験をつんでアカデミーに来る方
もあるそうですよ。実は鈴木先生はクラリネット奏者として新日本フィル
創設からかかわって2004年まで首席奏者を務められました。プロの
オーケストラ奏者に求められるのは演奏力だけではなく特にコミュニケー
ション能力が必要とのお話は興味深かったですね。現在、桐朋アカデミー・
オーケストラはオーバード・ホールにて2011秋季コンサートの真っ最中。
28日(金)7時からは選抜された大学院大学の学生さんがソリストを務
め桐朋アカデミー・オーケストラと共演する「協奏曲の夕べ」が開催され
ます。入場料は全席自由で1000円です。また11月18日(金)7時
からはアレッサンドロ・フェッラーリさんを指揮に迎えての特別演奏会が
予定されています。こちらは入場料3000円。いずれも友の会会員、学
生、生徒、児童の皆さんは無料になりますよ。また10月3日から富山キャ
ンパスの学内310室では学生リサイタルウィークで室内楽の演奏会が行
われており21日が最終日。このあと6時からチェロとコントラバスの弦
楽二重奏、7時からヴァイオリン、8時からクラリネットの独奏が行われ
ます。こちらは入場無料です。桐朋オーケストラ・アカデミーは教育と地
域文化の振興を目的に年間様々な形で観客を前にしたコンサートを富山で
開催していますが特に今年は10月1日にベルリン・ドイツ・オペラ管弦
楽団、6月にはベルリンフィルのメンバーを迎えての演奏会が行われまし
た。学生さん達、世界トッププレーヤーからの刺激大きかったのでしょう
ねぇ。来週はそのお話をはじめ伺ってまいりますよ♪
富山でプロのオーケストラ奏者を目指し日々音楽と向き合う皆さんの姿が
より身近に感じられるはずです!!!富山から巣立ってどんどん活躍して
いってもらいたいですねぇ。
本日お届けしたのは28日の演奏曲目でもあるシベリウスのヴァイオリン
協奏曲ニ短調作品47の第3楽章☆来週は11月18日の演奏曲目である
レスピーギの交響詩「ローマの松」から”アッピア街道の松”をお送り
する予定です☆次回もどうぞお楽しみに!
(Takagishi記)