9月8日&15日放送は、富山県出身の打楽器奏者・大久保貴之さんがゲストです♪
2017年9月15日
2週に渡っては富山の音楽シーンを応援するOTANIふれ逢いステ
ーションによるふれステ・マガジン。今回は、国内外で活躍する
富山県出身の打楽器奏者・大久保貴之さんをスタジオにお迎えし
ました。
ティンパニーやヴィブラフォーン他、叩けるものは何でもと笑顔
で話す大久保さん。クラシックの打楽器奏者として、オーケスト
ラや室内楽での活躍の他、前衛的なバンドやソロでも個性を発揮
しています。番組では、大久保さんのヴィブラフォーンの演奏に
よる幻想的で美しい音楽世界を楽しみながらお話を伺いました!
打楽器との出会いは中学に入った吹奏楽で。特に3年生の時、指
導を受けた指揮者・作曲家の天沼裕子さん(初代オーケストラ・
アンサンブル金沢常任指揮者)にその才能を見出されたとのこと。
その縁もあり、元オーケストラ・アンサンブル金沢のティンパニ
ー奏者だったトーマス・オケーリー氏に師事するためオーストラ
リアのクイーンズランド音楽院に進んだ大久保さん。その後、フ
ランスのベルサイユ音楽院で、世界的な打楽器奏者、シルヴィオ
・ヴァルダ氏に学び、最高課程を審査員全員一致の第1位で修了
ということですから、すごいですよね。そして実は、大久保さん、
海外で音楽を勉強するの前に、富山工専を卒業されているんで
す。「数学も好きだったんで」とおっしゃっていましたが、理系
の頭脳もあわせ持っての演奏家、もう感心しきりでした~。
留学中は、台湾やフランス、オーストラリアでソロリサイタルを
成功させるなど活躍、2007年に帰国。その後、国内外のオー
ケストラの客演を中心に、ソロやアンサンブルの他、様々なミュ
ージシャンのレコーディングにも参加するなど幅広い活動をして
います。その一つとして、自身がメンバーとして参加する音楽ユ
ニットmonk beatは、バッハの曲をリピートしながら、様々な効
果音を組み合わせて(雷音にはびっくりしました!)聴かせるア
ートな音楽あり、秋田の「どんぱん節」をスタイリッシュに展開
していくユニークな楽曲ありで、本当に楽しませていただきまし
た♪
留学から帰国後、制作したオリジナルCDは、富山での暮らしが想
起されるようにと、氷見の波の音を録音して織り込んだり、季節
と自然の美しい瞬間瞬間が表されています。これまで、夏と秋を
制作。次は冬の季節を描いたオリジナルCDを計画されているそう
で、11月18日、立山町のまちなか文化祭でのご出演の頃には
完成したいということでした(大久保さんは午後4時から5時ごろ
ご出演)。
また10月1日には、天沼裕子さんプロデュースによるバロック
ミーツ ムーン in 輪島にもご出演の予定。こちらは天沼さんのピ
アノと声楽家、舞踊家とともに打楽器の大久保さんがバロックの
名曲を聴かせる企画です。
9月8日にお届けしたのは大久保貴之さんのオリジナル曲「Summer
Wave」☆15日にお届けしたのは井筒香奈江さん歌によるユーミ
ンのカバー曲「朝日の中で微笑んで」でした☆☆☆
美しいヴィブラホーンの響きにうっとりしたり、どんぱん節のキレ
ッキレ感に、日本のリズムの魅力を再発見したり、充実の2週間で
ありました♪大久保さん、そしてスタジオの向こうでニコニコして
いらっしゃった素敵な奥様、ありがとうございましたー!!!
(Takagishi記)