5月23日放送は幻想とダイナミック、小矢部の祭り「津沢夜高あんどん祭」をご紹介!
2014年5月23日
5月の第4金曜日は小矢部の観光情報をご紹介する「見て来て体験メルヘンおやべ」、
今回もナビゲーターは小矢部市観光振興課の船見さん。
本日ご案内したのは毎年、6月の第1金曜、土曜に開催される「津沢夜高あんどん
祭」。ゲストは津沢夜高行燈保存会会長の沼田さんと副会長の宮田さんにお越しい
ただきました。
まずは歴史のお話、今から約350年前、御伊勢さんからの御分霊を倶利伽羅峠あたり
で行燈をかかげて迎えた福野の町衆が夜高の祭りをはじめ、それから30年ほどたって
同じく御分霊を迎えた津沢でも夜高あんどん祭りが始まりました。ただ福野が町衆の祭
りであるのに対して、6月に行われる津沢の祭りはこの時期、もともと行われていた五
穀豊穣を願う田祭りと深く結びついたもので、より地域に住む皆の祭りとしての思いが
込められているのです。
大行燈と小行燈、あわせて21基。行燈、山車、釣りものの構造で出来ています。ご存
知のように激しいぶつかり合いで、釣りものが壊れることも多々、毎年2月ごろから製
作の準備に入り、仕事でお忙しい中、夜遅くまで作業にかかるということで、毎年祭り
にかける思いが伝わってきますよね。昔はろうそくの明かりでしたが、今はLEDを使っ
ているので、形の自由度も高くなっているなんて話も、されていましたよ。
さて、今年の津沢夜高あんどん祭は6月6日(金)、7日(土)に開催。会場となるあ
んどん広場では5日(木)には前夜祭が行われ、子供たちによる太鼓と笛の競演会が
開かれます。そして、6日、7日の両日、祭りの見所は何と言っても夜9時から深夜まで
勇壮にぶつかり合う姿。巨大な行燈を揺らしながら御腹に響くような音でぶつかり合う
様子は圧巻と話す船見さん。保存会のお二人も、地元若衆の心意気の試しあいのような
祭りの真髄、誇らしそうでした。実は津沢の夜高あんどんは北海道の沼田町(そう、会
長さんと同じ名前の町です)にも昭和52年に伝えられて、今年で早くも38回を数え
るそうですよ。距離を越えて、祭りが伝え育てられていくって興味深いですね。
夏の夜を幻想的な姿と、勢いのある力強さで魅了する津沢夜高あんどん祭。祭りの期間
中は、クロスランドおやべや石動駅などからシャトルバスも運行されますので、観光に
おいでの皆さんは是非ご利用くださいね!
本日お届けした曲は、船見さんが祭りの男たちの情熱をイメージ!?U2でDesireをお送
りしましたー☆☆☆
(Takagishi記)