5月11日&18日放送は4月にサンバのCDをリリース、シンガー布上智子さんがゲストです♪
2012年5月11日
2週に渡っては富山の音楽シーンを応援するOTANIふれ逢いステー
ションによるふれステ・マガジンです。今回のゲストは4月21日
にギタリストの尾花毅さんと一緒にサンバのアルバム”o premeiro
passo”をリリースした布上智子さんです。ブラジルの言葉、ポルト
ガル語で「最初の一歩」という意味のタイトル、改めて言うとtomo
さん、照れてしまうとおっしゃっていましたが特別な思いがあるん
だろうなと感じました。2010年に富山から東京に居を移してシ
ンガーの活動が軌道に乗リ始めた矢先の去年3月、東日本大震災が
起きやむなく富山に戻り、皆が大変なときにサンバがなんになるん
だろうとすごく悩んだとのこと。そんな中富山でのライブで出会っ
た7弦ギターの尾花さんとそれぞれ別バンドでの演奏ながら音楽的
波長がぴたりと合い、意気投合。ギターと歌というシンプルな形の
デュオでライブ活動をスタートさせ、首都圏や関東エリアを中心の
ライブが多いため現在、tomoさんは富山から通っての形で行ってい
ます。尾花さんが演奏するのは多様な表現が出来る7弦ギター、も
ともとクラシック音楽を行っていた尾花さんがブラジル音楽の魅力
にひかれ、特にショーロの影響で7弦ギターを演奏するようになっ
たとのこと(ちなみに尾花さんの7弦ギターは音のこだわりを受け
てお父さんが製作されたものなんだそう)。二人ともライブでは
ゴリゴリと激しい部分も聴かせますがアルバムは毎日の生活の中で
ゆったりと過ごせるような穏やかで幸せな響きに満ちています。
特にボーカルは今までにないtomoさんの優しい部分がすごくよく現
れているねと言われることが多いそうですよ。まだまだ自分のCDな
んてと思っていたとtomoさんは話していましたがアルバムを作るな
ら必ず入れたいと思っていたのが1曲目の”O cantador”、歌手とい
う意味の曲。シンガーとしての自身の思いも込められているように
感じました。gravaやジャズシンガーとして活動してきたtomoさんは
数年前からブラジル音楽をライフワークにしています。その大きな
転機になったのが日本のブラジル音楽のパイオニア、ギタリストの
加々美淳さんとの出会いなのですが、実は歌手を目指すきっかけに
なった大好きなドリカムの吉田美和さんからずっとつながっていた
というエピソードを来週は伺っていきますよ♪またブラジル音楽の
バックグラウンドや、リオ・デ・ジャネイロを訪れたときのお話な
ど次回もアルバムからたっぷりお届けしながらご紹介していきます!
どうぞお楽しみに!!!布上智子さんと尾花毅さんによるアルバム
“o premeiro passo”、県内CD取り扱いの場所については布上智子さん
の公式サイトに詳しい情報がありますのでそちらをご覧下さいね。
また3月からアルバムタイトルツアーを関東中心に行っているお二人
ですが6月には北陸公演が。6月10日(日)金沢もっきりやで午後
3時から2ステージ予定されています。前日の9日には午後3時から
高岡kurareで夕方からは富山村門ロフトでの出演もあり。富山ライブ
は秋に関西ライブツアーに合わせて本格的に予定されているとのこと
です。ポルトガル語の音の響きが大好きと話すtomoさん、明るく歌う
自分らしいボーカルでブラジル音楽の楽しさ、魅力を伝えて行きたい
と目を輝かせています。
本日お届けした曲はアルバムから”O mestre-sala dos mares”☆
次回は26歳で夭逝した天才作曲家ノエル・ホーザの楽曲、二人とも
大好きなので沢山紹介したくてとのことで”Noel Rosaメドレー”をお
届けする予定です☆
(Takagishi記)