2月18日、25日放送は王侯貴族の愛した音楽・古楽の魅力!
2011年2月18日
富山の音楽シーンを応援するOTANIふれ逢いステーションによるふれステ・
マガジン、2月は富山古楽協会の皆さんをスタジオにお迎えしています。
ゲストは副会長の阿部真紀子さん、広報担当の山腰等さん、平田恵さん。
古楽といってもなかなかぴんとこないのですがヨーロッパ、ルネッサンス
期・バロック期の音楽。楽器も現代のクラシックコンサートで使われている
ものではなく古い時代と同じスタイルの物を使っての演奏。ちなみに阿部さ
んと山腰さんは弦楽器のヴィオラ・ダ・ガンバ、平田さんはチェンバロ。楽器
の管理も難しく平田さんは専用の部屋において湿度や温度もすごく気を使っ
ていらっしゃるそうですよ。富山古楽協会はもともと昭和61年に富山市が
開いたチェンバロセミナーがきっかけになり、古楽愛好家の裾野が広がって
現在は100名を越える協会メンバーが相互の交流と技術向上を目的に毎年、
プロの演奏家を招いてのセミナーや古楽の魅力を伝えるためのコンサートを
開いています。国際的にも活躍する古楽器のエキスパートから本格的に演奏
を学べると県外から通っていらっしゃる方々もあるとか。繊細で気品ある響
きは古楽器ならではの魅力でゲストにいらした方々ももともと別の楽器
をされていたそうですが番組ではそのあたりの比較、難しさや楽しさもいろ
いろと伺っていますよ。楽譜もクラシックのイメージとは違って演奏家が思う
ように弾いていい自由度もあるのが当時の音楽なんだそう。王侯貴族が愛した
音楽、聴く人の気分も一気に汲み取る柔軟さや楽器同士の会話が人々の心を
楽しませたのかもしれません。そんな典雅な気分に是非浸っていただきたい
のが富山古楽協会が今年度のセミナーの集大成として開催している「古楽シリ
ーズ」のコンサート。その締めくくりが3月6日(日)午後1時から富山市民
プラザ4Fアンサンブルホールで開催されます。タイトルは「古楽の響き」、
受講生の皆さん、様々な編成で古楽器のハーモニーを聴かせて下さるそうです
よ♪入場は無料です!また4月から始まるセミナーの受講申し込みも現在受け
付け中とのこと。詳しいことは富山古楽協会の公式サイトでご確認下さいね。
来週は皆さんがMy favoriteと呼ぶ古楽の作曲家についても伺っています!!!
2週に渡って3月のコンサートプログラム曲からそれぞれお届けしていますが
18日はクープランが太陽王ルイ14世のために作った「コンセール第9番
ホ長調”愛の肖像”」より、25日はリコーダーの美しい音色を味わえるテレ
マン作曲「リコーダーソナタニ短調」よりの選曲です☆
次回もどうぞお楽しみにー!!!
(Takagishi記)