ダメ。ゼッタイ。薬物乱用
2012/5/30 水曜日
こんにちは、やまプー です。 今日は真面目な、そして、ちょっと怖い話題でした。
最近、ワイドショーやニュース、週刊誌などで
「違法ドラッグ」(いわゆる「脱法ドラッグ」「脱法ハーブ」)という言葉を耳に
しませんか?
具体的に身近にあるか・・・? その脅威は「0」では無いのかもしれません。
「富山県厚生部くすり政策課」でお話を聞かせていただきました。
違法ドラッグは、麻薬や覚せい剤などと同様に、有害性が疑われる物質なのです。
しかし、麻薬・覚せい剤などの規制薬物に指定されていないため、「合法ドラッグ」
「脱法ドラッグ」などと称してインターネットや店舗などで販売されています。
違法ドラッグの中には、麻薬や覚せい剤などの規制薬物やこれらに類似した成分が検出
された製品もあり、人体への使用により健康被害や(死亡事故含む)異常行動などを
起こす可能性が高く、非常に危険であるにもかかわらず、その魔の手は全国に広がって
いるのです。
では、富山県内での実態はどうなのでしょうか?
平成23年の覚せい剤事犯の検挙者数は全国で約12000人となており、数字的には
減少では無く「高止まり」となっています。
県内では「18人」でしたが、過去5年と比べても決して減少している状況ではありません。
「18人」なら少ないじゃない?・・・って思えますか?「0」では無い・・・。
残念で、厳しい現実だとは思いませんか?
薬物は乱用すると、自分の意思ではやめられない状態の「薬物依存」となります。
また、乱用される薬物で、人の一番大切な脳を破壊します。さらに脳以外にも身体の
内部の臓器などにさまざまな障害が起こります。
とくに、成長期の青少年には「背が伸びない」「筋肉が衰える」などの症状が現れ、
心と体の発育を妨げる大きな原因となります。
では、薬物乱用の脅威から身を守るために必要なことは?
薬物乱用は身近な「ちょっとした」事がきっかけとなる場合があります。
友人から誘われた・面白そうだという好奇心・仲間外れになりたくない・・・などの
きっかけから始まります。誰でも誘われる恐れがあります。
薬物乱用の危険性は身近にあり、自分とは関係ないと思わないで下さい。
誘われても断る勇気を持って下さい。また、困った場合は一人で悩まず、家族・友人に
相談して下さい。県でも薬物相談窓口を設置しています。一人で悩むことは無いんです。
そして、富山県では薬物乱用防止に向けて、さまざまな対策事業を実施しています。
6月20日(水)からは、薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」を合言葉に、
富山県薬物乱用「ダメ。ゼッタイ。」普及運動を実施します。
7月8日(日)・14日(土)には、県内6ヵ所の会場において、高校生やボランティア
団体の方々と「ヤング街頭キャンペーン」を実施し、募金活動とともに、薬物乱用防止を
呼びかけるそうです。
また、違法ドラッグ対策として、県HPで注意喚起をするとともに、富山県警察と連携して
県内販売店への合同立ち入り調査を行い、実態把握を行っているのだそうです。
『百害あって、一利無し』!! まさにピッタリの言葉です。
絶対に、絶対に薬物乱用は『ダメ!!』
もし、万が一、誘われたりしたら、『絶対に!断る!!』 だって・・・自分の周りの
人達の幸せも奪ってしまう事になるんですから・・・。
薬物乱用のない社会づくりに、みんなで力を合わせましょう。