万が一に備えて≪心肺蘇生法とAED≫
2011/12/7 水曜日
よしもとです。
今日は心肺蘇生法とAEDについてのレポートでした。
中学高校で、自動車学校で、地元の公民館で、会社で、
心肺蘇生法の講習受けたという方もいらっしゃるかと思います。
いつ使うかわからないけど、でも知らないといざというとき後悔する。。
そうなる前に、一度だけでなく、二度、三度、(2〜3年に一度を目安に)
繰り返し講習を受けていくと安心です。
【倒れている人を見たら】
1、まわりの安全を確認する
道の真ん中ではないか、物が落下してくる可能性がないか確認してください。
二次災害の危険のない場所に移動させてください。
2、意識があるか確認する
肩をたたきながら「大丈夫ですか」と声をかけてください。
手や足が動かないか、目が開いていないかを確認します。
3、救急車・AED要請
「あなたは119番通報してください」
「あなたはAEDを持ってきてください」と頼んでください。
4、気道確保・呼吸の確認
意識のない人は、舌がたれ気道をふさがれているかもしれません。
あごをあげ、気道を確保してください。
また自分の顔を相手の顔に近づけ、頬と耳で吐息が感じられるか、
目で胸が動いているかを確認します。
5、呼吸がない場合、人工呼吸・胸骨圧迫
あごはカクカク動いているけれど、呼吸をしていない場合があります。
口をつけ、胸があがるほどの息を2回吹きこみます。
そのあと胸骨圧迫を30回行います。
手をあてるのは、乳頭と乳頭の間(横)と胸骨(縦)の交差しているところ。
「強く・速く・絶え間なく」速さは1分間に100回程度が目安です。
救急車orAEDが到着するまで、胸骨圧迫30回×人工呼吸2回を繰り返してください。
AEDが到着したら
6、電源を入れる
ON/OFFと書かれています。また、自動的に電源が入る機種もあります。
そのあとは、AEDから流れてくる音声に従ってください。
(一応書いておきますね!)
7、AEDに記されている箇所に、パッドを装着する
パッドをつけるときも、胸骨圧迫を続けてください。
そのときは、胸骨圧迫をしている人の邪魔にならないよう、横から貼ってください。
8、AEDが電気ショックが必要かどうか判断
この間は患者の体に触れないでください。
9、(ショックが必要と判断した場合)
「点灯しているボタンを押してください。ショックを与えます」
というアナウンスがあったら、ボタンを押してください。
この間も患者の体には触れないでください。
10、胸骨圧迫30回・人工呼吸2回を繰り返す
救急車が到着するまで続けてください。
AEDは2分ごとに、自動で電気ショックが必要かどうか判断します。
AEDのパッドは、救急車が到着するまで外さないでください。
消防では、心肺蘇生法やAEDの使い方の講習を行っています。
詳しくは、各市町村の消防局・消防本部へお尋ねください。
きょうお話しいただいたのは、富山市消防局警防課の相澤みつのりさんでした。
去年の心肺停止の救急出動のうち、救急車が到着するまでの間に
なんらかの処置がとられていたのは約45%。
「迷ったら、やってほしい。それで助かる命がある」と話してくださいました。
相澤さんありがとうございました!