9月6日 は、くろの日!?ブラックバスから守れ!!
2011/9/6 火曜日
こんにちは。松原さとかです。
みなさんイタセンパラって聞いたことありますか。
今日は、氷見市、旧仏生寺小学校に今年4月にできた
”富山大学理学部・氷見市・連携研究室”からのレポートでした。
今日は9月6日、くろの日ということで(ごろあわせ・笑)、
ブラックバスから”イタセンパラ”を守れ!!という内容でした。
イタセンパラは国の天然記念物にもなっているコイ科の淡水魚で、
全国でも、現在氷見市、大阪淀川水系、濃尾平野の緩やかな流れの川にしか棲んでいない貴重な淡水魚なんです。
生まれた時は全長9ミリの小さな小さな魚です。
こちらの研究室では人工増殖に
取り組んでいます。
絶滅の危機が叫ばれている今、イタセンパラを育て、守ろう!!という
活動がこちらの研究室から広がっています。
研究施設では、イタセンパラの研究、8月には夏の生き物学校ということで初めて市民向けの講座も行われました。
そして大阪から、このイタセンパラに魅せられて氷見市に移り住んだという方がいるんです。
氷見市生涯学習課 学芸員の 西尾正輝さんです。
いろいろイタセンパラのことを教えてもらいました。
イタセンパラは”たなご”の一種。
初めてイタセンパラを見たのですが、本当に小さい!
4〜5月に最初9ミリで生まれてきて、今日のイタセンパラは6センチくらい。
ずいぶん大きくなりました。
これから9月下旬から10月上旬にかけて、産卵期を迎えます。
イタセンパラは、漢字で書くと「板・鮮・腹」です。
産卵期になると、オスはお腹が赤紫色になり、メスは白い産卵管が伸びてきます。
板のような”平”たい体型で、”鮮”やかな赤紫色の”腹”になることが由来だそうです。
そもそもなぜ氷見市にこの貴重な淡水魚が生息しているのか。
まだはっきりとはわかっていないそうです。
イタセンパラは2枚貝の中に卵を産みつけ、貝の中で育ててもらうそうです。、
イタセンパラを守るために→二枚貝を守る→それを餌にする魚を守る→といった具合いに
その自然環境みんなを守る必要があるそうです。
イタセンパラだけの話じゃないです!!
ポイントはいかに天然の状況で今の自然環境を残すか。
田んぼを作ってもらうかが大事なんだそうです。
う〜ん。なるほど!!!
イタセンパラが好きな環境をずっとこのままの状況で残すこと。
守りたいですね。
ブラックバスは本当に大敵!!こんなに氷見の自然環境に馴染まない魚は離しちゃいけません!!
この貴重なイタセンパラをみんなで守って育てていきましょう!!
日本で展示している場所は少ないそうです。
これから繁殖期のイタセンパラをみにいきませんか。
イタセンパラについて詳しく聞きたいという方、見てみたいという方は
氷見市生涯学習課
0766−74−8215
西尾さんまでお願いします。