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立山曼荼羅(たてやままんだら)

2011/6/30 木曜日

「毎日暑いなぁー!!涼しいレポートがいいなぁ〜・・・」というわけで、
向かった先は「立山博物館」。
場所が立山の麓なので、車を降りた途端、暑さの中にも爽やかな空気が!!

そして!今日の話題は・・・

「開館二十周年記念特別企画展  
           綜覧 立山曼荼羅  こころをうつす 絵鏡」

という企画展の話題でした。

お話しをお伺いしたのは立山博物館のレポートではおなじみ!加藤さん!!

 

mandara1.JPG

 

会場に入ると、一番最初に大きな鏡があり自分の姿が映し出されます。

そして横には、生前の悪事が映し出されるという、伝説の鏡!!
「じょうはりのかがみ」が置いてあるのです。

この鏡、自分の心が映るのです!!こわーーーい!!

 

そこから次のコーナーに移ると、地獄の鬼達が死者達を拷問にかけている
恐ろしい映像が流れているのを垣間見ることができます。

思わず・・・「ぎゃぁぁぁーーー!?」と叫んでしまいますよ。

 

mandara.JPG

 

この企画展は「立山博物館」と「富山県水墨美術館」の2箇所で開催
されています。
水墨美術館では曼荼羅絵図47作品を展示しています。
それを見る前に立山博物館で、なぜ「立山曼荼羅」が数多く書かれて
いるのか?を知って、それから水墨美術館の作品の数々を見ると、
その意味がよーくわかると、加藤さんが言っておられました。

 

特に今回、立山博物館の展示物の目玉は「立山手引草」と「慈興上人坐像」
の2点なのです。
「立山手引草」は立山曼荼羅を解説する際の「進行台本」のようなもの。
これが現存していたものの実物を展示してあります。
「慈興上人坐像」は普段は博物館のお隣の雄山神社の一番奥に鎮座しており
年に一度、元旦のみ拝むことができるという貴重な木像です。
それが期間中は常設展示されているのです。木像の前に立ち、像を見たとき
その威厳に、ハッ・・・としました。素晴らしい木像ですよ。

 

この企画展、僕が思っているもうひとつの目玉は、学芸員 加藤さんによる
解説ではないかと思います。解説していただきながら展示物を見て行くと、
その意味を本当にわかりやすくお話ししてくださるので、理解できるのです。

解説中の加藤さんは、本当に楽しそうにお話をして下さり、まさに!現代の
「慈興上人」なのではないか!?と思いました。

解説を聞きたい方は「毎週土曜日 午後2時から」にあわせて博物館を
訪れて下さいね。加藤さんが楽しく解説して下さるかも・・・?

 

mandara2.JPG

 

僕は改めて、見に行こう!と思いましたよ!!

 

「開館二十周年記念特別企画展
          綜覧 立山曼荼羅   こころをうつす 絵鏡」

会期:平成23年7月1日(金)〜9月25日(日)

会場:富山県「立山博物館」(企画展示室)

開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日:月曜日(ただし7月18日は開館、翌19日休館。8月15日、
        9月20日・23日は開館)

観覧料:一般200円  大学生160円  

解説会:毎週土曜日 午後2時より

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