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大人の社会見学 干柿編

2010/11/10 水曜日

先週から、水曜木曜は南砺市強化期間に突入。意図的なものではないのですが。

今日は福光!福光と言えば越中名産富山干柿!!
富山干柿には大きく分けて2種類あります。改めてご紹介すると、

・天然のドライフルーツ。12月から出荷がはじまる「干柿」(ころ柿とも言いますね)
・10月下旬から今月下旬まで!水分がおおくふっくらとした「あんぽ柿」

この2種類です。
品種としては、どちらも思いっきり渋い三社柿が9割を占めています。
三社柿は全国的にもこの地域でしかとれない柿なんです。
前田利常公が福光の地に来た時に特産の干し柿を食べて「おいしい!」と言ったとか。
当時は戦に持っていく非常食・糖分として重宝され、加賀藩にも収められたんだそうですよ。
この時期、干柿は皮むき期、あんぽ柿は皮むき⇒乾燥⇒出荷と生産の最盛期。
福光にある干柿出荷組合連合会の作業場では、集荷された柿を大きさごとに分けて、
丁寧に箱詰めする作業が行われていました。

20101110-3.jpg←流れ作業を経て、20101110-2.jpg←箱詰め完了!

組合長の紹介で、生産農家の藤井敏一さんの自宅兼作業場へ伺いましたよ。

20101110-11.jpg←まずは皮をむきましょう。これが皮むき機。

20101110-12.jpg←下処理をして、カポっとはめて、

20101110-13.jpg←しゅるしゅる…5秒ほどで皮むき完了!早!
20101110-8.jpg←1つ1つ丁寧につるされます。

20101110-5.jpg←機械乾燥→休ませる、を繰り返して(少し乾燥してます)

合計100時間ほど経って、やっと乾燥完了。

20101110-6.jpg←乾燥させたものを大きさごとに分けて袋詰め。

20101110-7.jpg完了!!そして集荷!
ここからだんだん水分が多くなり、しっとりしてくるのだそうです。

一つ試食させていただきました。
20101110-9.jpg←できたてあんぽ柿。ふっくら!いただきます!

20101110-10.jpg←水分たっぷりでジューシー!あっさりとした自然の甘さ。

人手も時間もかかりますが、それだけおいしい干柿ができるんです。と藤井さん。
最近はクマによる柿の木被害も深刻ですが、それでも作らないと、とおっしゃっていました。
20101110-14.jpg←藤井さんと一緒に。ありがとうございました!

福光の干柿について詳しくはこちらへどうぞ!!
http://www.hosigaki.jp/

grace 18:38:33