みつの山めぐり
2010/10/4 月曜日
雨の日はちゃんと室内からのレポートになります。
普段の行い「バッチリ」の やまプー です!!
今日のさんレポは「立山博物館」から、企画展「みつの山めぐり」のお話でした。
「みつの山」って・・・何???と思いますよね。これは「みっつの山」
「三つの山」の事なのですよ。ミッツ・マングローブとは関係ないですよ。
じゃあ、「三つの山」って・・・何???になりますよね。それは・・・
「立山」・「白山」・「富士山」の三ヶ所の山を指します。
この三山、昔は「日本三大霊山」と言われていたそうです。
そして、この三山を巡る旅が江戸時代に名古屋辺りで流行したのだとか・・・。
展示は、この三山の曼荼羅絵図と旅日記が中心です。
三山の曼荼羅絵図が一斉に見れるのは珍しいそうですよ。「必見」とのこと!!
昔の人々にとって「立山」は霊験あらたかで、畏敬の念を持っていたんでしょう。
恐ろしい「地獄絵図」になってました。開山伝説も描かれてました。
昔、お婆ちゃんに連れて行かれた高岡大仏の回廊の地獄絵図を思い出し、
何だかちょっと怖かったです。
特別に許可をいただき、曼荼羅絵図の前で、本日のガイドをして下さった
立山博物館 学芸員 加藤さん とパチリ。
加藤さん、お若いのに古文書の文字をすらすら読んじゃうんですよ・・・。
で、曼荼羅絵図だけでなく、もうひとつの目玉が「三禅定」と言われる三山巡りの
「旅日記」の解説展示。これが!チョー、おもしろい!!
今の愛知県のお侍さんが仲良し三人組で「三禅定」、つまり、三山巡りの旅に出る
のですが・・・この方、すごーく「筆マメ」な方なのです。
旅の日記を書いているんですが、情景が目に浮かぶような表現力&図解!!
絵は決して上手ではないのですが、絵心はある方です。
昔も今も、旅にグルメは付き物なんですね。日記の中にも「あそこの土地には、
こんな食べ物があった」とか「あの町は思ったより田舎で寂しい町だった」とか
「お弁当代が安かった」などなど・・・。
このお侍さん、富山でちょっとしたアクシデントに遭っているんです。それも
書いてありましたよ。
ちょっと、難しそうだなぁ・・・と思っているあなた!!そんなことは無いです!!
お侍さんと35日間の三山巡りの旅を楽しんできて下さい。
絶対!!楽しい気分になれます&旅に行きたくなります!!
「ぜひ、ご来場下さい!!」と加藤さんも言っておられました。
「みつの山めぐり」
会場:富山県 立山博物館
会期:10月31日(日)まで
入場料:一般200円 大学生160円 高校生以下無料
休館日:10月12日・18日・25日
9日・23日・30日は午後2時より学芸員さんによる解説があります。
詳しくは「富山県 立山博物館」 076−481−1216
インターネットで「立山博物館」で検索できます。