探偵グレイスクープ!!チンチン山を追え。
2010/8/25 水曜日
上野です。今日は探偵です。
RNまゆとろさんより頂いた「チンチン山ってホントにあるの?アレはなんなの?」という指令。
…田島局長の「行っておいで」の一言により、出かけた先は婦中町でした。
県道新湊八尾線、呉羽カントリークラブ入り口付近。
この道沿いに、それはありました。
直径8mほどの円状、てっぺんに高さおよそ40cmの石柱。何なんだアレは。
立て看板には「お墓」であると書いてありました。
この立て看板の文章を書いたのが、地元の荒木宗男さん。
荒木さんによれば、これは鎌倉〜室町時代にできたもので、
このあたりを通りかかった僧が、この地で読経しながら亡くなったことから
その僧のお墓として建てられたと考えられています。
読経の際に鳴らしていた鐘の「ちんちん」という音から、
チンチン山という名前になったのだそうです。そうか、お墓だったのか…
荒木さんによくよくお話を伺ってみると、また新しい事実がわかりました。
チンチン山は鎌倉から室町にかけて作られた円墳ですが、
この地区にはもっと昔、古墳時代(3世紀半ば〜7世紀末)にたてられた
古墳がたくさんあるのだそうです。
3世紀〜4世紀に建てられたと考えられる王塚古墳や勅使塚、
さらには円墳や方墳よりもっと前に建てられた「四角(よすみ)突出墳」など、
珍しい古墳も多いそう。
夏休みの宿題・自由研究としてはもう遅いかもしれませんが、
歴史を紐解きに、婦中に足を運んでみませんか??